2020年はビートルズ解散50周年ですが、もうひとつこの年には重要な節目が。
キャロル・キングが初めてステージで、大勢の観客の前で歌った(正確にはジェイムス・テイラーに“歌わされた“)年からちょうど、50年なのです。それまで数多くの作曲やレコーディングはしても、歌手活動だけは頑なに避けてきたキャロル。ジェイムス・テイラーの鶴の一声で、リードボーカルをとる羽目に陥った瞬間の葛藤は、『キャロル・キング自伝』に面白おかしく詳述されており、わたしのリサーチによるとそれは1970年春〜初夏のことと推測されます。
あの日、歌への苦手意識を乗り越えたキャロルは、それから1年後の1971年6月18日にカーネギーホールで単独公演を成功させ、翌日付けの全米ビルボードチャートでアルバム『Tapestry』が全米1位に輝くのです。その後『Tapestry』 は15週連続1位に❗️ アメリカを代表するシンガーソングライター、キャロル・キングが本当の意味で「誕生した」のは、1970年春〜初夏なのでした。
-END-