キャロル・キングとポール・マッカートニーが日本で再会したのは、ちょうど30年前の1990年3月。具体的には、キャロルの記憶とセットリストを照合すると、3/3または3/5のポール東京ドーム公演と推定されます※。でもその再会はまたしても奇跡的…30年前のこの日に舞台裏で起きていた驚きの展開とは?
初来日公演のため東京にいたキャロルとバンドメンバーたちは、ポール・マッカートニーがちょうど東京ドームで公演をやると知ってドームへ。しかし手違いでチケットは用意されておらず…💦
どうやって会場に入って、どうやってポール本人に会ったかは、キャロルの性格と運の強さがなせる技。ほんの一瞬開いた楽屋への扉からステージに向かうポールの姿を見つけるなんて、キャロルにしかできないでしょう。
チケットなくてもポール本人に会える強運の持ち主、キャロル。そしてポールとリンダへの愛情あふれる文章もまた、キャロルならではです。
あの日、わたしも東京ドームにいたと記憶していますが、客席から今か今かとポールの登場を待っていたあの瞬間、舞台裏でそんなことがあったとは、、、そう考えるだけでワクワクします。
詳しくはキャロル・キング自伝 ナチュラル・ウーマン 330ページ。
※ 30年前のキャロル・キング初来日は1990/3/7,8(NHKホール),9(名古屋市民会館),10(大阪厚年)。一方ポールは3/3,5,7,9,11,13(東京ドーム)。キャロルが自伝に記したアンコール曲には3/11と13に演奏された「P.S.Love Me Do」の記述がなく、キャロルが自分の3/7公演に合わせて来日したと考えると、2人の奇跡的ドーム楽屋遭遇は1990/3/5かと思われます。