ジョンの40回目の命日に、六本木で開催されているダブルファンタジー展へ。
ジョンとヨーコが出会った1966年は、日本人の女性芸術家なんてまだまだ欧米社会では認知されない時代だろうし、ましてやヨーコのような前衛芸術家はどんな扱いを受けていたのかしら。
多様化した現代なら、ヨーコの芸術の斬新さを理解できるけれど、当時はまったく理解されなかったのでは。
そんなときに、唯一理解を示してくれたジョンこそが、ヨーコの運命のパートナーになるのは必然だったのでしょうね。ジョンとヨーコはお互いに救われたのだな、と今回のダブルファンタジー展を見て実感しました。
個人的にわたしはヨーコの作品が大好き。観る者にフィジカルなコミュニケーションを求めるものが多く、「踏むための絵」には迷わず足を踏み入れてみた。30年ほど前に草月会館で開催されたオノヨーコ展でわたしも登った記憶がある「YES」のはしごにも、ここで再会できました。今回は登れなかったけれど、天井に印字されたYESがかすかな点として確認できた…ような。